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ペーパードライバー講習教習指導員がわかりやすく解説!優先道路(標識・表示)について

信号のない交差点、どちらが優先?ペーパードライバーが覚えておきたい優先道路の基本

免許を取るときには覚えていた交通ルールも、長く運転していないと「あれ、どっちが優先だったっけ?」と迷うことがありますよね。

特に戸建てが並ぶ住宅街では、信号のない交差点を通る機会も意外と多いのが現実です。

そんなときに知っておきたいのが、「優先道路」と交差点での優先関係です。

相手が止まってくれると思って進んだら、相手も同じように考えていた――という状況は避けたいところ。

今回は、久しぶりに運転する方にも分かるように、信号のない交差点で何を手がかりに判断すればよいのかを解説します。

そもそも「優先道路」とは?

優先道路とは、信号などによる交通整理が行われていない交差点で、他方の道路に対して優先関係を持つ道路です。

道路交通法では、道路標識などによって優先道路として指定されている道路のほか、交差点内まで中央線や車両通行帯が続いている道路も優先道路に該当します。

「大きそうな道路だから優先だろう」と感覚だけで判断するのではなく、標識や道路上の線にも注目することが大切です。

では、どこを見れば判断できるのでしょうか。

①「優先道路」の標識をチェック

優先道路には、「優先道路」を示す標識が設置されている場合があります。

青地の四角い標識の中に、交差する道路を表す白線が描かれ、太く描かれている道路が優先道路です。

ただし、すべての優先道路にこの標識があるわけではありません。

そのため、標識だけを探すのではなく、道路上の中央線や車線なども一緒に見る習慣をつけておくことが大切です。

国土交通省の道路標識一覧にも「優先道路」の道路標識が掲載されています。


②「前方優先道路」の標識があれば、交差する道路が優先

自分が走っている道路側に「前方優先道路」の標識がある場合は、これから交差する道路のほうが優先です。

「前方優先道路」は、一時停止や徐行などの標識と組み合わせて設置される場合があります。

つまり、自分が優先なのではなく、

「この先で交差する道路を走っている車を優先してください」

という意味です。

名称だけを見ると少し分かりづらいため、ペーパードライバーの方が混乱しがちな標識の一つかもしれません。

国土交通省の現在の道路標識一覧にも「前方優先道路」の標識・補助標識が掲載されています。

③交差点の中まで中央線が続いているかを見る

優先関係を判断するときに、ぜひ覚えておきたいのが交差点内の中央線や車両通行帯です。

たとえば、自分が走っている道路の中央線が交差点の中までそのまま続いている場合、その道路は道路交通法上の優先道路に該当します。

反対に、交差する道路側の線が途切れ、もう一方の道路の中央線が交差点を横切って続いているなら、そちらが優先道路であることを判断する手がかりになります。

標識を探すことに集中すると、運転中の視線が一か所に偏ってしまいます。

「標識はあるかな?」だけではなく、道路全体の線のつながりを見ることも覚えておきましょう。

④道路の幅が明らかに違う場合は、広い道路を走る車を妨げない

住宅街では、

「こちらは細い道路、交差する道路は明らかに広い」

という交差点もあります。

交通整理が行われていない交差点で、交差する道路の幅が明らかに広い場合、狭い道路側の車は、広い道路を通行する車の進行を妨げてはいけません。

ここで一つ覚えておきたいのが、「広い道路=必ず法律上の優先道路」というわけではないことです。

優先道路には法律上の定義があります。

道路の広さによる優先関係と「優先道路」という言葉は、分けて覚えておくと混乱を防げます。


とはいえ、言葉では少し伝わりにくい部分もありますので、是非、指導員に実践で確認してみて下さいね。

どちらも優先道路ではなく、道幅も同じくらいなら「左方優先」

では、

  • 信号がない
  • 優先道路が決まっていない
  • 道幅にも明らかな差がない

という交差点では、どうすればよいのでしょうか。

このような場合に出てくるのが、「左方優先」です。

交通整理が行われていない交差点では、一定の条件のもとで、左側から来る車の進行を妨げてはいけないというルールがあります。

つまり、自分から見て左側から車が来ていれば、その車が先に進むことになります。

ただし、「信号のない交差点ではいつでも左側の車が優先」と覚えるのは危険です。

優先道路や道路幅の違い、一時停止の標識などがあれば、そちらのルールが先に関係します。

左方優先は、ほかに明確な優先関係がない場合に考えるルールとして覚えておきましょう。

優先だからといって、そのまま進んでよいわけではありません

ここまで読むと、

「自分が優先道路なら、そのまま進めばいい」

と思うかもしれません。

しかし、実際の運転ではそう単純ではありません。

相手の車が優先関係に気づいていなかったり、一時停止を見落としたりする可能性もあります。

さらに、見通しの悪い住宅街では、自転車や歩行者が突然視界に入ってくることもあります。

優先関係を知ることは大切ですが、「自分が優先だから相手が止まるはず」と決めつけないことも安全運転では欠かせません。

信号のない交差点では、アクセルを緩め、左右の状況を見ながら通過しましょう。

ペーパードライバーが迷いやすいのは「知識」と実際の道路が結びつかないから

交通ルールを文章で読めば、

「なるほど、そうだった」

と思える方も多いでしょう。

ところが実際に運転席に座ると、

  • 「どの標識を見ればいい?」
  • 「中央線ってどこまで続いていた?」
  • 「この道路は広いと判断していい?」
  • 「左から車が来たけれど、どちらが先?」

と一気に考えることが増えます。

特にペーパードライバー歴が長い方は、交通ルールを忘れているというより、知っているルールを実際の道路で瞬時に使う感覚が薄れていることもあります。

それゆえに、交通ルールは読むだけで終わらせず、実際の道路を走りながら覚え直すことが感覚を取り戻す近道です。

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ファーストドライビングスクールの出張ペーパードライバー講習では、実際に生活で使う道路を走りながら、

  • 「ここではどちらが優先?」
  • 「この交差点は何を見ればいい?」
  • 「どのタイミングで速度を落とす?」

といった疑問も、その場で指導員に聞くことができます。

買い物や送迎、通勤で普段使いたいルートを練習すれば、交通ルールを単なる暗記ではなく、自分が運転するときの判断として身につけていけます。

久しぶりの運転で標識や交通ルールに不安がある方も、一つずつ思い出しながら練習していきましょうね。

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