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[鮫洲運転免許試験場]外国免許切り替え技能試験運転練習体験談[東京]レポート1

外国免許切り替え試験対策講習 鮫洲運転免許試験場 1

本日ご紹介させていただきますお客様は30代女性の方です。

アジア圏のとある国からいらっしゃった方で、そちらで免許を取得されてから実際に運転していらっしゃったようなのですが、その免許を日本で切り替えなさりたいということから、鮫洲運転免許試験場にて技能試験を受けるために当社にて練習のご依頼を賜りました。

コースは外国免許切り替えコースでお時間は120分✕2回です。

とある駅で待ち合わせをいたしまして、私の運転にて練習場に向かいます。その間も時間をムダにしないように、事前にまとめました試験での注意点やポイントなどのノートをご閲覧頂き、実際に私が運転しながら安全確認の仕方などを実践して実況したりして、イメージを膨らませていただきます。

練習場に着きまして、乗車の仕方から座席の調節、ミラー調節、エンジンのかけ方にギアの説明やサイドブレーキを手で上げる方法や足でかける方法など、基本的な事柄を説明させていただきます。それから実際に走行していただきます。

最初は外周から走行していただきまして、お客様がどれくらい運転を思い出せそうかを見極めていきます。と言いましても、最初からああしましょうこうしましょうとは致しません。その見極めを行っているのは私だけではなく、お客様自身も自身がどれだけ出来るのかを確かめながら運転なさっていらっしゃいます。その最中にはあまり口を挟みません。

大体の目測で見当をつけまして、そこから障害物を避けましたり外周途中の道を右折してみましたりとその見当と実際を擦り合わせていきます。お客様の場合は、技量は十分です。が、それでも上手く行かないのが日本の技能試験です。技能試験は、安全確認と寄せがうまく行かなければ合格できません。これには色々な意見があるようですが、個人的には必要かと思われます。その理由の一つがバイクです。バイクは車道ですり抜けをよく行います。右から左から、車の前後をすり抜けていくバイクも珍しくはありませんし、道が空いていても混んでいても関係なく四輪車等を抜いていきます。そして、やはり機動力がある。ですので、発進際の5点確認というのは決して大げさではなく、それを行うことで危ないポイントや必要な箇所を見られるように覚えましょう、という意味合いかと思われます。そして寄せに付きましても、日本の道路は狭く、特に住宅街は狭いところが多いです。そして、運転が苦手な方の悩みとしてよく聞くのが「車両感覚が掴めません」というご意見です。それを解消するのが寄せです。自分で決めたところまで取り敢えず寄せてみて、「あ、ここまで寄せてもまだ大丈夫」とか「あぶなかったあ」とか感じて、繰り返して初めて身につくものと思います。その感覚を使って、自身が曲がりたい方の後方からバイクが抜いてくること(ウインカーを出していても、これがよくあります)を防止したり、細い道で対向車とすれ違う、ということができるのだと思われます。

お客様に、寄せる際のポイントであったり障害物を避ける際の安全確認のタイミングなどをお伝えして、それがようやく形になり、S字クランクを通り始めた頃に60分が過ぎました。お客様に確認いたしますとまだ大丈夫とのことで、そのまま続けて練習いたします。S字とクランクの走行につきましては成功率が高く、失敗されるときはだいたいずっと当たると怖いところを見続けて視線が固定されているときですので、それを解消しつつ慣れていらっしゃった際には、出口を右左折からすこしルートをひねったものにし始めるなどして、お客様の技量のタイミングに合わせた教習をしていきます。その他、停止線や右左折時のタイミングと向かってくる車についての説明、前の車がS字クランクを走行中に自身が待つ位置、安全確認のタイミングや前車との車間距離など、そうこうしていると次の60分が過ぎましたため、お昼休憩です。

お客様が特にどこでも構わないとおっしゃいましたため、一番近くて便利なコンビニにて軽食を購入しまして休憩です。

そのときにお客様が「私の国では運転のときに首を動かしてはいけなかったので、5点確認が難しい」とこぼされていらっしゃいました。他の方にも聞いた覚えがありますし、アメリカなどでも日本とは違った運転の常識があるため、慣れ親しんだ運転方法からごく短時間で変えていかなければならないということは、我々が想像する以上に大変なことなのだと思われます。それでも果敢にチャレンジなさっているお客様方には頭が下がる想いです。

お昼休憩をとったあと、練習を再開いたします。新しいことと復習についてはこのタイミングが良いと思われるため、実際の発着点に行きまして、ポールへの並列と実際に車から降りての乗車の手順を行い、S字クランクや右左折を織り交ぜた複合的な走行をしていきます。

途中、安全確認や巻き込み確認がうまく行かないことがありましたが、それは車の速度に確認行為が追いついていかないからであるため、速度について練習しましてその点を解消しましたところとても良くなられました。またS字クランクの出口を右折後すぐ左折などの少々意地の悪い指示も見事にこなされ、その際の寄せも当初よりも寄せることが可能となりました。外周を使った指示速度の練習やS字クランクなどで縁石に乗り上げる前に止まる練習やその後、ハンドルを戻す戻さないなどの練習、交差点を右左折の連続の際の車線の取り方と寄せなど、複合的な練習を重ねて鮫洲での対策などもいたしまして、後半の120分も終了、待ち合わせいたしました駅までまた私の運転で戻っていきます。

道中、反省というよりは自身が掴まれた感覚やタイミングについて思い出していただいたりQ&Aがあったり雑談したりとしている間に駅に到着し、解散となりました。

今回は想像以上にお客様のご成長が著しく大変嬉しく思います。また何か運転でお困りのことがございましたら、当社の方へご遠慮なくご相談いただきましたら幸いです。

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