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ペーパードライバーにおすすめのメーカー別運転支援システム~苦手な車線変更・駐車を克服

最近、車線変更支援システムなどの安全運転支援だけでなく、便利機能も含めて著しい進化をしている運転支援システムは、ペーパードライバーの苦手な運転を克服してくれます。アメリカのGPSシステムなどを組み合わせた、日本独自の衛星「みちびき」を用いて、車の高精度な位置を把握した誘導システムなど、より自動運転レベル4に近づいています。

どの自動車メーカーのクルマも、まだレベル2プラスのレベルではありますが、ほぼ共通の運転支援システムを装備しており、少しづつ機能が違っています。今回の記事は、メーカー別の運転支援システムの比較をして、ペーパードライバーに有効なのか?ざっくり検証してみます。

ペーパードライバーの苦手や下手を克服してくれる運転支援システム

運転支援システムには、追従クルーズコントロール、レーンキープアシスト、衝突回避支援システム、車線変更支援システム、パーキングアシスト、標識認識機能などさまざまな機能があります。主な運転支援システムついては、当サイトの「ペーパードライバーに絶対必要な運転支援システム、苦手克服が交通事故防止になる」をご覧ください。

これらの運転支援システムの中には、うれしいことに、ペーパードライバーの苦手や下手を克服してくれる運転支援があります。
例えば、車線変更が苦手ならば「車線変更支援機能」駐車・車庫入れが苦手ならば「パーキングアシスト」などを利用すると、ペーパードライバーでも楽に車線変更や駐車が可能となります。
ですから、運転支援システムはペーパードライバーにおすすめなのです。

では、メーカー別に、おすすめの運転支援システムを具体的に見ていきましょう。

ペーパードライバーにおすすめのメーカー別運転支援システム

今回は、ペーパードライバーにおすすめの「車線変更支援システム」と「駐車支援システム」をメーカー別にご紹介します。一般的に、ペーパードライバーが苦手とする車線変更と駐車をアシストしてくれる運転支援システムです。

ペーパードライバーにとって力強い味方ですが、注意事項があります。これらの運転支援システムは、完全自動運転(レベル5)への過程であり、現時点では、あくまでもレベル2の補助的な支援システムです。下図の『自動運転車のレベル分け(国土交通省)』を見てみると、レベル2は「ドライバーによる監視」が必要であることがわかりますね。

出典:自動運転車のレベル分け(国土交通省)

これからご紹介する便利な運転支援システムを過信せず、任せっきりにするのではなく、ドライバー自身での周囲の安全確認を怠らず、万が一の際にはブレーキを踏んだり、ハンドル操作ができるようにしておきましょう。

そのためには、運転の基本操作はしっかりと熟知しておく必要があります。レッスンしなおしたいと思った場合は、ぜひFDSのペーパードライバー講習を受けてみてください。

・日産「プロパイロット2.0」の車線変更支援システム

日産「プロパイロット2.0」は、ナビ機能と連動して高速道路を走行してくれます。標識認識システムが作動して、例えば時速100kmの標識を認識すると、自動的に時速100kmで走行します。(プロパイロット2.0は、日本の高精度の衛星測位システム「みちびき」(誤差50㎝)を使用しています。)
プロパイロット2.0が動作している状態(メーターパネルのハンドルの絵が青色)の場合は、なんとハンズオフで(ハンドルから手を放して)走行できます。プロパイロット2.0が動作していない状態(メーターパネルのハンドルの絵が緑色の場合)は、ハンズオン(ハンドルに手を添える)でないと警告が出ます。

さて、ペーパードライバーが苦手な車線変更についてです。
例えば、プロパイロット2.0の時速100km設定で走行中、前車のスピードが遅い場合、追い越し、つまり車線変更を提案してきます。そこで承認ボタンを押すと、ウインカーを出して車線変更を完了するまで自動でしてくれます。

ドライバーはアクセル、ハンドル操作をしません。追い越した後も、承認ボタンを押すと、同様に元の車線に車線変更して戻ってくれます。(車線変更時は、ハンズオンが必要です。これは、運転支援システムが完璧でないことを示しており、万が一の時にはすぐにドライバーが操作できるようにしておくことが必要です。)
ペーパードライバーの苦手な車線変更を自動的に行ってくれるのでとても楽ですから、これはおすすめの運転支援システムです。

参考:【日産のプロパイロット2.0で車線変更支援をテスト】ナビ連動で自然な追い越し動作[clicccar公式 第2チャンネルです]

また、自分のタイミングで車線変更したい場合は、車線変更したい方向のウインカーを出すと自動的に車線変更を行ってくれます。

あくまでも「運転支援システム」なので、過信しすぎないように備えてください。
例えば、テスラの運転支援システムで自動クルーズ中、前方を遮断するように横断しているトレーラをカメラが認識できず、死亡事故に至った経緯があります。トレーラーの車体が光線のかげんで認識できなかったのです。
ドライバーが前方を注視していれば防げた事故でした。

・スバル「アイサイトX」の車線変更支援システム

スバルの「アイサイトX」では、高速走行時(時速70km~120km)にドライバーがウインカーを出すと、システム(アクティブレーンチェンジアシスト)が作動可能と判断してから、自動的に車線変更を行います。
後方に近づいているクルマについては、検知してメーターパネルに表示してくれますが、一応ミラーなどで目視確認も必要です。
車線変更するタイミングはドライバーが自分で判断してウインカーを出さなければなりませんが、ペーパードライバーの苦手な車線変更をやってくれるのでとても便利で、おすすめの運転支援システムです。
ベテランドライバーのように、ムリなくタイミングを計ってくれます。

参考:【レヴォーグ】アイサイトXを河口まなぶが分かりやすく試乗説明(SUBARU On-Tube)

スバル「アイサイトX」も、日産「プロパイロット2.0」と同様に、日本の高精度の衛星測位システム「みちびき」を使用しているため、車線を検知した正確なレーンキープ機能やカーブを認知した安全な速度への減速などが可能となっています。

ただ、プロパイロット2.0と違う点は、ドライバーがハンズオフできる範囲が高速道路の渋滞時(時速50kmまで)となっていることです。

このように、各メーカーの車線変更支援システムは進化しており、ペーパードライバーの苦手な車線変更を自動で行ってくれるため、運転支援システムに慣れてくると、安心して運転を楽しむことが可能になるでしょう。

一度試乗などで体験してみると分かると思いますが、運転支援システムの進化がものすごくてベテランドライバーのようなスムーズな車線変更となっています。
運転が上手くなったような感覚になりますが、支援システムを過信せず、ドライバー自身で周囲の安全確認を怠らず、万が一システムがうまく作動しなかった場合でも自分で運転操作ができるようにスタンバイしておきましょう。

・トヨタ「アドバンストパーク(リモート機能付き)」の駐車支援システム

トヨタ「アドバンストパーク」は、駐車したいスペースの前で停車し、モニターで駐車位置を確認してから開始ボタンを押すと、ハンドル、シフト(前進・バック)、ブレーキをすべてクルマが操作してくれる駐車支援システムです。

スーパーの駐車場のような並列駐車(バックだけでなく前向き駐車も可能な車種がある)、また、道路上のパーキングメーターのような縦列駐車にも対応しています。(駐車スペースの白線がある、または隣接車両がある駐車スペースにおいて)車種によっては、シフト操作だけドライバーが行う場合もあります。

参考:【新型アクア!徹底解説】アドバンストパークの自動駐車でヒヤヒヤ!縦列駐車がギリギリ!?立体駐車場はどう?(ジャパンカーレスキュー)

参考:アドバンストパーク設定車種 LINE UP・機能と操作方法(TOYOTA)

また、トヨタの「アドバンストパーク」は、ドライバーが車外に出て、ラジコンのようにリモートコントロールで駐車できる機能もついています。モニターで駐車位置を確認して承認したら、ドライバーは車外に出てアプリを起動し、スマホを操作してクルマを駐車させることも可能です。
ただ、手順が多すぎてかえって時間がかかる可能性があります。これからの進化に期待しましょう。

とにかく、「アドバンストパーク」は、ペーパードライバーが苦手な駐車をドライバーが一切操作しなくても駐車を完了できる夢のようなシステムなので、おすすめです。
スーパーなどの駐車場で「何度も切り返してなかなか駐車できない」と悩んでいたペーパードライバーも、この機能があれば、安心してお出かけが可能になります。

トヨタ「アドバンストパーク」の駐車支援システムを搭載した車種については、メーカーやディーラーに確認してください。年々進化しているため、高級車でなくでも最新の車種であれば装備されている可能性があります。

・日産「プロパイロットパーキング」の駐車支援システム

日産「プロパイロットパーキング」は、駐車したいスペースの前で停車し、モニターで駐車位置を確認してから開始ボタンを押すと、ハンドル、シフト(前進・バック)、ブレーキをすべてクルマが操作してくれる駐車支援システムです。
トヨタ「アドバンストパーク」と同様に、スーパーの駐車場のような並列駐車(バックだけでなく前向き駐車も可能な車種がある)、また、道路上のパーキングメーターのような縦列駐車にも対応しています。(駐車スペースの白線がある、または隣接車両がある駐車スペースにおいて)

参考:【縦列駐車も自動駐車】プロパイロットパーキングで前進・後退・縦列ぜんぶ試す【新型エクストレイル】(福島日産)

以上のように、各メーカーの駐車支援システムは進化しており、ペーパードライバーの苦手な駐車や車庫入れを自動で行ってくれるため、このようなシステムに慣れてくると、安心してクルマで出かけることが可能になるでしょう。

今回ご紹介したメーカー以外にも運転支援システムは用意されています。メルセデスベンツやBMWなどの輸入車にももちろん搭載されていますので、YouTubeなどで検索して視聴してみると、それぞれの違いや操作方法などがわかってくるでしょう。

いずれにしても、進化しつつある運転支援システムは、ペーパードライバーの苦手を克服してくれる強い味方になってくれるはずです。また、ペーパードライバーでなくとも、交通事故防止に大いに役に立ってくれます。

ペーパードライバーにおすすめのメーカー別運転支援システム:まとめ

今回は、ペーパードライバーにおすすめの運転支援システム、特にペーパードライバーの苦手な車線変更支援システムや駐車視線システムを中心に、メーカー別にピックアップしてご紹介してみました。
メーカーごとに開発のコンセプトが少しずつ違うので、細かい機能の違いについては詳しく説明しているYouTubeなどを参考にするとよいと思います。

この他にも運転支援システムはたくさん出ています。高速道路での車速制御をしてくれるクルーズコントロールは昔からある運転支援機能ですが、最近のシステムは格段に進化しており、上記の車線変更支援機能や車線をはみ出さないように走行するレーンキープ機能など、さらに一般道では、自転車等障害物がある場合、車線内に余裕がある限り、よけるハンドル操作を支援するレーンキープ機能などは、クルーズコントロールとセットで機能するようになっています。

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