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ペーパードライバーが苦手?上り坂、下り坂の運転が上手くなるコツ

ペーパードライバーが「苦手…」と思っている運転の中には、坂道の運転の仕方が挙げられるようです。今回は、坂道発進をはじめとして、下り坂、上り坂、優先順位など、坂道の運転が上手くなるコツを解説します。夏休みには高原の避暑地、秋には紅葉狩りなどで、山道をドライブする機会も増える頃ですので、坂道での安全運転の方法を勉強しておきましょう。

特に、ペーパードライバーでは「上り坂」での「坂道発進が怖い」との印象を強く持っている人が多いようです。確かに坂道発進でもコツが必要なのですが、本当に怖いのは、実は「下り坂」なのです。順に見ていき、下り坂での事故を防止しましょう。

●「坂道発進が怖い…」を克服して上手くなる

「坂道発進が怖い…」と苦手意識を持っているペーパードライバーの方も中にはいらっしゃいます。
坂道発進ではMT車(マニュアル)の方が半クラッチを使うのでむずかしいのですが、AT車(オートマ)でも急な坂道では後退してしまうことがあるので怖いと感じているようです。
以下の、AT車の坂道発進のコツ3つから、安全でやりやすいコツを見つけて、「坂道発進が怖い…」を克服して上手くなりましょう。

見るからに後退しそうな急な坂…、坂道発進のコツをつかもう

AT車の坂道発進のコツ3つ

①フットブレーキで停止し、サイドブレーキをひく。アクセルを少し踏みながらサイドブレーキを解除して坂道発進

教習所で習うAT車の坂道発進のコツが、だいたいこれです。
ブレーキだけであると、発進するためアクセルに踏みかえる時のタイムラグの間に後退する恐れがあるからです。また、サイドブレーキを使えば、停止時間が長い場合は足への負担が軽減されます。
もちろん、電動パーキングブレーキや、足踏み式パーキングブレーキでもOKです。

後退するのが怖いのであれば、この①のコツを使いましょう。ただし、サイドブレーキを引く時と解除する時は、中途半端ではなくレバーをしっかり上げたり、下げたりしましょう。

②停止中はブレーキを踏んでおき、アクセルで坂道発進

少しの停車であれば、ブレーキを踏んでおき、素早くアクセルを踏み込んで発進するのが簡単です。
AT車では、坂道で停止する時には、車が勝手に動かないように平坦な道よりもブレーキをしっかり踏み込むことが大切です。発進する時は素早くブレーキからアクセルに踏み替えますが、急発進はいけません。アクセルコントロール(アクセルの踏み込み程度)に慣れが必要です。
デメリットは、やはり足が疲れることと、ブレーキの踏み方があまくなることです。

この場合、左足でブレーキを踏んでおけば、踏み替え動作はなくなるので簡単で、ブレーキとアクセルの踏み間違いも起きにくくなります。ですが、利き足でない左足を使うには慣れが必要でしょう。何回か練習してみると良いかもしれません。MT車でのクラッチ操作を思い出すと、フィーリングが合います。

また最近では、ヒルスタートアシスト機能を備えたクルマもあります。
坂道でブレーキから足を放しても、1~2秒ほどはブレーキがかかっているので、アクセルを踏むまでに後退する危険が軽減されます。

③ブレーキホールド機能を利用して、ブレーキを使わずにアクセルで坂道発進(坂道でブレーキホールド機能が効く車種の場合)

ブレーキホールド機能とは、一度ブレーキを踏んで停車すると、ブレーキから足を放してもブレーキが効いたままになり、アクセルを踏むと解除される機能です。通常は、信号待ちや渋滞時に機能します。

ですから、「ブレーキホールド機能」を前もってオンにしておけば、ブレーキを放してもアクセルを踏むまでは停止していてくれます。でも、メーカーによって機能の詳細はそれぞれなので、坂道でも効くブレーキホールド機能なのかを確認しておく必要があります。

急な坂道ではブレーキホールド機能が効かない場合もあるので、危険を察知した時は、自分でもブレーキを踏む心構えを持っておきましょう。前もって自分のクルマの性能をよく理解しておくと、事故を避けられます。

●下り坂の運転が上手くなるコツ

自転車で下り坂を惰性に任せて気持ちよさそうに走っている姿をたまに見かけますね。でも、下り坂は、自転車でもクルマの運転でも危険がいっぱいです。慣性の法則で思った以上にスピードが出て、ペーパードライバーでなくとも、いざという時にクルマをコントロールすることがむずかしいからです。
重大な交通事故を起こしてしまう可能性があります。

素敵な景色!でも、ブレーキを踏み続けることは危険!

下り坂の運転が上手くなるには、以下のことに注意して運転してみましょう。
ベテランドライバーに助手席に乗ってもらい、ブレーキを踏むタイミングなどを教わるとイメージしやすいかもしれません。

①ブレーキを踏み続けない

長い下り坂では、ブレーキを踏み続けないことが鉄則です。
ペーパードライバーの中には、「ブレーキを踏み続けていればスピードが上がらないので安全だ」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大間違いです。
なぜなら、ブレーキを踏み続けると「フェード現象」や「べーパーロック現象」が起こってブレーキが効かなくなるからです。

フェード現象とは、ブレーキを踏み続けることでブレーキディスクやパッドが高熱になりガスが発生し、摩擦力が弱まってブレーキが効かなくなる現象です。
現在主流のディスクブレーキは、車輪の中の回転しているディスクの両側を、ブレーキパッドで挟みこむことによって摩擦が生じてブレーキの役割をしています。
ですから、長い下り坂では、ブレーキパッドが高熱にならないようブレーキを踏み続けない、使い過ぎないことです。

また、「べーパーロック現象」とは、ブレーキパッドをディスクに押し付けるための油圧配管の中の油(正確には水分)が沸騰して蒸気が発生し、ブレーキが効かなくなる現象です。フェード現象と同様に、ブレーキを多用すると発生しやすくなります。

ブレーキが効かなくなったらクルマは安全に停止できませんから、フットブレーキを使う代わりに、エンジンブレーキ(セカンドやローギア)を使って、エンジンの回転を落としてクルマをコントロールすることが、長い下り坂を上手く運転するコツです。
フットブレーキを使わなければならない時は、だらだらと少しだけ踏み込むのではなく、カーブ手前で短時間にブレーキを踏んで必要な減速をしてしまい、その後はブレーキを開放して風を当て冷却してあげるイメージを持つことです。

エンジンブレーキの操作については、日頃からシフトレバーのマニュアル操作に慣れておく心構えを持ってください。ハンドルの近くにあるパドルシフトを装備したクルマを選ぶのも良い案です。

※あわせて読みたい➡エンジンブレーキについて詳しく解説!
ペーパードライバー講習専門教習指導員がわかりやすく解説!! エンジンブレーキ使用について(ファーストドライビングスクール)

長い下り坂を運転する方法がよくわからない場合は、ぜひファーストドライビングスクールのペーパードライバー講習をご利用ください。
初めて行く観光スポットまでの道のりを講習することも可能です!お問い合わせください。

②見通しの悪いカーブでは、対向車とカーブ先の渋滞に注意

山道を走っているとカーブがたくさんありますね。この見通しの悪いカーブをスムーズに運転することがベテランドライバーへの道でもあります。特に、下りのカーブにはブレーキとアクセルコントロールが必要です。

見通しの悪いカーブ、対向車が来るかは直前まで分かりません

まず、【カーブ手前】ではブレーキを踏んでスピードを十分に落とします。
カーブを安全に曲がって行けるスピード、そして、急に障害物が表れても止まれるスピードまで落とすという意味です。
カーブでは遠心力がかかりますから、下り坂でスピードが上がったままカーブに入ると、中央車線をはみ出し対向車と接触する危険があります。また、カーブの途中でブレーキを踏むとコントロールを失い、最悪スピンをしてしまい道路を飛び出してしまいます。カーブに入る前に十分減速しておくのが鉄則です。

次に、【カーブ途中】ではアクセルを軽く踏んでタイヤに駆動力をかけていきます。
道路との摩擦力が増えるので滑る危険が減ります。ただし、アクセルを踏みすぎて限界を超えれば滑ります。パワードリフトの状態になるのです。
またこの時、見通しの悪いカーブの先では渋滞が起こっている可能性もあるので、いつでもブレーキを踏む用意をしておきます。つまり、いつでも緊急ブレーキを踏めるスピードで進むことです。

最後に、見通しの悪いカーブを脱出した【カーブの出口】では、アクセルを踏み増して通常のスピードに戻していきます。
【カーブ途中】と同じスピードのままでいると、後続車から追突の恐れが出てくるので、速やかにスピードアップしていきます。
下り坂だからこそ注意すべき点でもあります。

③ヘッドライトを点灯しておく

坂道、特に薄暗くて見通しが悪い山道を運転する時は、ヘッドライトを点灯しておきましょう。カーブミラーで対向車からの視認性を上げ、対向車にも徐行の必要性を知らせます。

見通しの悪いカーブ、ヘッドライトを点灯しておけば、カーブミラーにもはっきり映るから安心!

一番周囲が見えづらく交通事故が増加する夕暮れ時においても、ヘッドライトを早めに点灯することを忘れているクルマが多いです。しかし、ヘッドライトは運転している自分が周囲を見やすくするためだけに点灯するのではなく、周囲から認識しやすくするために点灯するものです。周囲からの視認性を良くすることで、交通事故の予防ができることが分かっているのです。
ですから、木々に覆われた昼間でも薄暗い山道は、交通事故が多い夕暮れ時と同じと考えて、ヘッドライトを点灯しておきましょう。

※参考
夕暮れ時に歩行者が死亡する交通事故が多発!この時間帯の交通事故を防ぐには?(政府広報オンライン2022年)

前述した見通しの悪いカーブにおいても、自分がヘッドライトを点灯しておけば、対向車からはこちらの車体が見えていなくても、先にヘッドライトがカーブミラーに映るなどして相手の視界に入るために注意を促すことができます。それは、交通事故を減らすために必要なことです。
より見通しが悪く危険が予知されるカーブであれば、ハイビームを切り替えるとより遠くまで見えるので活用しましょう。

ちなみに、最近市販されてくるクルマが昼間に点灯している「デイタイムランニングライト」は、ファッション性のためでなく、同様に被視認性を上げるために点灯しています。現代の車では、ハンドル操作に従ってヘッドライトの向きを変える装置等もありますが、それまでのクルマにも照射幅の広いフォグライト等もあるので、事故を防ぐ手立てとして活用するのもアリです。

●上り坂の頂上付近では気を抜かない

上り坂のぐんぐん運転していくのにはそんなにテクニックはいらないと思いますが、頂上付近では気を抜かない方が良いでしょう。
それは、坂の向こう側の見通しがきかないからです。

上り坂の頂上付近、見えないその向こうには歩行者が渡っているかも…

例えば、坂の頂上付近に駐車場の出入口があった場合、駐車場から出てくるクルマ、または駐車場に入ろうとする対向車が見えません。また、頂上付近のすぐ向こうに路上駐車しているクルマがいるかもしれません。つまり、追突の危険があるのです。

ですから、上り坂の頂上付近に近づいたら、スピードを落として安全な状況かどうかを確認しましょう。この場合も、ヘッドライトの点灯が有効となります。

●狭い坂道でのすれ違い、優先は上りのクルマ

運転していると、狭い坂道で上りと下りのクルマがすれ違いをしなければならないことがあります。この場合、下りのクルマが上りのクルマを優先してあげることが運転マナーとなっています。

車1台分しか通れないような狭い坂道、すれ違いはどうする?

根拠は、道交法42条にある「徐行しなければならない場所」の1つに「上り坂の頂上付近や勾配の急な下り坂」と明記されているからです。つまり、下りのクルマがスピードを落としてあげるのです。
MT車が主流の時代は、上り坂の坂道発進でエンストして後退してしまうと危険であったこともありますが、現在でも、凍った坂道の路面では上りが不利なのではないかとの説もあります。

また、山道の狭い林道などではガードレールもなく崖下に転落する危険もあるため、上り下りの区別なく、谷側のクルマを優先させるという暗黙のルールもあります。
特に道幅が極端に狭くすれ違いがぎりぎりとなる場合には、谷側が運転席となるように右側通行をすることもあります。窓を開けて、脱輪して谷に転落しないように通行する、暗黙のルールもあることを覚えておきましょう。

ただ、狭い林道でもところどころに待避所が設けてあることも多いので、対向車を見つけたら早めに退避所に止まって対向車をやり過ごすことも可能です。行き過ぎてしまっていたら、退避所に近いクルマがそこまでバックすればよいのです。そのため、すれ違いが難しい道路では、常にすれ違える場所を覚え、バックに備えていることが必要です。

出来るならペーパードライバーは、運転に自信が持てるまで、あえて危険な坂道を走行することは避けたほうが良いでしょう。
でも、住宅地などの急な坂道ですれ違いをしなければならない時は、上りのクルマが優先であることを覚えておきましょう。

ペーパードライバーが苦手?上り坂、下り坂の運転が上手くなるコツ:まとめ

夏休みには高原の避暑地、秋には紅葉狩りなどで、山道をドライブする機会も増える頃です。坂道発進の苦手意識もあると思いますが、死亡事故に至るような、本当に危険なのは長い下り坂の運転です。前もって、ブレーキなどクルマの各装置の理解を深めておくことと、出来るだけ長い坂道の運転は、慣れるまでは避けるほうが良いでしょう。

ペーパードライバーが、どうしても慣れない長い下り坂の運転をする場合は、空いている時期を選んで、以上のようなポイントに注意しながら練習するのが安全で良いでしょう。

また、ファーストドライビングスクールのペーパードライバー講習でお手伝いすることも可能ですので、ぜひお問い合わせください。

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